桜の下には…

□冷たい…
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近「さて…まずは霞さんの事だが」

土「どうする…」

山「どうする…とは」

土「斬るか…」

沖「どうして」

原「あいつ…いろいろ知りすぎなんだろ」

沖「…」

山「…」

土「このままここに置いておく訳にもいかねえだろう」

沖「…それなら、心配ないと思うけど」

土「何だ」

沖「…彼女は羅刹を狩りに行く…一人で」

土「心配いらなくねえだろ」

山「なら、どうします…彼女を殺しますか」

沖「どうしてそうなるのさ…あの子が何かしたんですか?」

原「…まぁ、俺らには無害だが、羅刹隊が全滅させられるかもしれねえんだよな…」

近「彼女に羅刹達の居場所がばれればだがな」

土「斬らねえなら、幽閉でもいいがな」

沖「土方さんはどうしても消したいみたいですけど、何でですか」

土「なら、お前は何であいつの肩をもつ」

沖「別に肩を持ってる訳じゃないですよ…ただ」

山「どうかしましたか」

沖「いえ…ただ、彼女を殺すのは無理かと思うんですよね」

土「どう言う事だ」

沖「だって彼女今までだって羅刹を何人も殺してきてるんですよ?人間にかなうかどうか」
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