薄桜鬼 嫌われ SSL
□転入生
7ページ/14ページ
放課後、生徒会室に行く階段で片桐に声をかけられた
「柏木さん、話があるんだけど」
そう言って私の手を引いて階段の踊り場に立った
「何?」
私をにらんでから自分で頬をはたいた
「何を「いやああああ」は?」
だんだんと涙ぐんでいく目には悪意しかなかった
集まった男どもは皆私を見た
「私?」
「こんなこと、酷い…」
「は?」
そこに土方先生が来た
土方「なんの騒ぎだ」
片桐「私はなにも、ただ、柏木さんが」
「私はなにも」
私の話など聞きもせずに泣きだしたそいつに同情の念が集まるのを感じた
ここから、なにかが変わり始めた