小説

□また来世で…
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「大好きだよ、オルフ…」
「私もです…シリウス…」

ぎゅっと抱きしめながら言葉を交わす。


すると離れて剣を持ちオルフにも剣を渡し


「いこっか。」
「…はい。」



外へ出るとアメティストスやら他の人々がいる。

「シリウスとオルフとシリウスの隊は左から行け。私の隊とオルフ以外のオルフの隊は右からいく。それではまたな。」
というとアメティストスはにっと笑いいくぞ!といい言ってしまう

「こっちもいくぞ!」
とシリウスが言えばついていく。



敵とぶつかり切り合う。

敵が強すぎているからか押されている



「くっ…」


シリウスが目の前の敵を全員倒すと後ろの視角から一人が切り掛かろうとすると敵を倒し終わったオルフが見つけ走り


「シリウス…!!」


と叫ぶと同時に相手の背と敵の剣の間に入ると胸から腹を深く切られて

「く…はっ…」
ばたっと倒れ

「な!?オルフ…!て…てめぇ…」

後ろを振り向くとオルフが倒れたのを見て最後の敵を殺すとオルフの横に行き震えた手で相手を触り

「オル…フ…?」

「無事…っ…ですね…」
オルフがシリウスを見ると安心したのか笑い




「オルフ…!!」

地面に膝を付け抱きしめるとシリウスが泣きだし


「…オルフ…ごめん…」

「っは…ぁ…シリウス…」
ゆっくり手を上に上げてシリウスの頬に手を当てるとシリウスはその手に自分の両手を重ね力無く笑う

「シリウスは…生きて…閣下を…守っ…て…くださ…いね…?」

「オルフ…っ」
泣きながら相手を見て

するとオルフがシリウスに軽くキスをして
「シリ…ウス…愛…して…ま…す……っ……………」


息を引き取ったのかするっとシリウスの頬から手が下に力無く落ちてシリウスの腕の中でオルフの息は亡くなった。



「ぁ…あ…オルフ…うわああああああああああああああっ!!…オルフ…オルフ……」
と泣きながらただオルフの名前を呼び続けるがオルフを見て


「また…来世で会おう…オルフ……」



というと息のしていないオルフに言うと口付けてオルフを地面に置き去っていく





















…最後のキスは…鉄の味がした……
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