DARKER THAN BLACK
□11×201
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目が覚めると、そこは眺めのよいマンションの
ベッドルーム
北欧デザインのベッドに黒は繋がれていた。
「話をしたいって割には信用がないな。」
「黒の死神相手にはこれぐらいしないと怖いんですよ。」
ベッドの前の椅子に座る男、ノーベンバー11を睨んだ。
「それで…話は?」
「あなたはせっかちでいけない。恋愛でも友情でも育むには時間をかけねばね。」
にこやかに返答してくる。
「お前と育むものはない。」
くくっと相手が笑う。そしてそのブルーの瞳を俺に向けて言ってくる。
「そうでしょうか?とりあえず体でも繋げれば、君はもっと僕のことを理解できると思いますけどね?」
「っ なにを言って!!」
「さっきの注射、睡眠薬だけじゃ、なかったんです。まぁ、 優しくしますから、諦めてもらえます?」
にっこりとその上品な顔に上品な笑顔を浮かべて
ノーベンバー11はネクタイを解き始めた