DARKER THAN BLACK

□黒銀
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月明かりに照らされている

銀の寝顔を眺める

小さな体

人が酷く脆いことはよく知っている

人を殺すことに慣れたこの体で

こんなに脆いものを守ることができるか黒には自信がなかった。


俺が銀を壊しそうだとも思う。



白と別れ、仲間も失い、一人になる筈だった。

銀だけが俺と一緒にいることを望んだ。

だから俺は一人ではない。

だから銀を守る。


それだけだ…


それなのにいつからだろう、


それ以上の感情があることを自覚したのは。

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