DARKER THAN BLACK

□黒
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偽物だとわかっていても
空を眺める。

夜空に無数に光っている契約者の星。

一人に一つ、それは必ずある。

その中に必ずある白の星を確かめる為に黒はどこに行こうと望遠鏡を手放さなかった。

もっとも彼はどれが白の星かなど知らない。

自分の星がどれかも知らない。


組織に入れば情報が入る


そう思ってこれまで、色々な組織に属した。

しかしそれでもロクな情報は入って来なかった。

どこにいるんだろうな………。


契約者になったあの日

白を見失ったあの日

俺にその日の記憶はない。

手掛かりはなく、生きている情報もない。

人を殺し続けても側を離れなかった。

俺の妹


ただ任務をこなし、その中から手掛かりになりそうなものを片端から探した。


本当に生きているのかわからない…だが今の俺が生きているただ一つの理由。







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