戯言+
□LUPIN3
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「次元」
またか
嘆息した。
こいつ無類の女好きの癖して
たまに俺に切り出す
なんでだとかは別にもうどうでもいい
こいつと相棒になるとき色々と諦めている
「な〜んか、物足りなくなるんだよな〜。」
なんて気軽に言ってくる。
そんなのに付き合わすなと胸中で歯噛みした。
だからと言って男に走るなとツッコミたい。
そのうえこいつ、ベッドのなかではかなりしつこい。
帽子がなく、なんとはなしに落ち着かない頭をさする。
あいつが手を伸ばし、前髪で隠していた目を曝す。
「鋭い目、女寄ってこねーぞ」
「今のお前も相当だ。」
などとたわいない会話をする。
男二人、しかも妙齢の。
それが裸で、ベッドの上なんて笑えねぇ。
「あービール飲みてー」
それで酔っ払ってでも笑ってやる。
そしてキスの一つでもしてやるさ。
それぐらいには受け入れている。
なぁルパン?
END