小説Z
□365日限定恋人
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365日なんて短すぎる。もっともっと一緒に居たい。
「なあ、アスラン、私とつき合わないか?365日限定で。」
「え……」
あまり聞いた事のない珍しい告白だ。カガリに告白されてそう感じた。
「何で365日なのか、聞いてもいいか?」
「聞かれても答えられないんだよな。まだ。」
どうやらそう簡単には教えてもらえないようだ。
「で、どうする?嫌なら断っていい。」
「いや、付き合ってみるよ。」
だって、ほのかに想いを寄せていた相手に期間限定だけど付き合おうと告白されたのだ。受け入れない訳がない。
「じゃあ、これからよろしくな。アスラン」
「ああ。よろしく。」
期間はこれから延ばしていけばいいと、安易に考えていた。
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