小説Z
□僕等は変わっていく
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どうして、恋って、そううまくはいかないんだろうか……?
「カガリ、あのさ……」
「ん?」
今日こそは告白しようと、意を決してカガリに話し掛ける。
「おはよう。カガリ、シン」
「おはよ!」
空気を読まないアスランが朝の挨拶をしてくる。カガリも視線をシンからアスランに移す。
「これで何度目だよ……。」
肝心な所でいつもアスランの邪魔が入る。わざとじゃないのが憎たらしい。
「シン、何か言ったか?」
「何でもねえ!」
今度こそは邪魔されないようにしたい。
「さ、行こうか!」
いつものように三人で登校する。
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