小説Z
□necessary
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―俺が本当に欲しかったものは何だったのだろうか……?
《アスラン、オーブの孤児院でさ、君の誕生日パーティーしようと思うんだけど、どうかな?》
「もう祝うような歳でもないが、やってくれるならやってもらおうかな……。」
ちょうどその日は休暇で、何の予定もなかったから、キラの誘いを受けた。
《じゃあ、プラントからもシン君達とか連れて行くから。オーブの人達にも声かけておくね。》
「そんなに大々的にやらなくても……」
何だか大人数になりそうな予感である。
《一応カガリも誘ってみるよ。》
「あ、ああ……」
カガリの名前を聞き、心臓が跳ねた。
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