小説Ⅶ
□password
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君を手に入れられる鍵はどこにあるのだろう……？
「ねぇ、カガリ、君は今幸せ？」
「突然何なんだよ……？」
いきなり問い掛けられ戸惑う。しかし、キラの表情を見て茶化してる訳じゃないと感じた。
「幸せ……だぞ。」
「なら良かった。」
柔らかく微笑むキラにつられ、カガリも笑みを浮かべる。
「全く心配性だなぁ。キラは」
「だって、色々あったからね。そんな風にもなるよ。」
この時は、キラがあんな風になるなんて思いもしなかった。ずっと仲良しなきょうだいでいられると信じ込んでいた。
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