マクロスF小説
□子供扱いはイヤ!
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「……何でなのよ……」
グレイスに勧められ、渡されたジュースを飲んだ。そうしたらとんでもない事になってしまった。
「ごめんなさいね、シェリル。どうしても試したかったのよ。」
「だからって許可もなく私で試さないでよ。いくらグレイスでも許せる事と許せない事があるわ。」
いつまでもブツブツ文句を言ってもしょうがない。だけど、つい言わさってしまう。
「でも、これからどうしましょう?急いで元に戻す薬作るけど、私はそれにかかりきりになっちゃうから貴女を構えないし……」
「……アルトを頼ってみるわ。アイツならちゃんと受けとめてくれそう。」
誰を頼るかを考えて、一番始めに浮かんだのが彼だった。
彼は薬により小さくなった私を見ても引かないはず。そう思いたかった。
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