マクロスF小説

□どんな姿でも愛してる
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―ねぇ、アルトは何も言わないけど本当はどう思ってるのかしら?私がいつものように肌をあらわにするような格好をしてるのを。




「アルト、ちょっと聞いてもいい?」


「どうしたんだ?シェリル」



恋人同士の二人は一緒の時間を過ごすためにシェリルの部屋に居た。リビングのソファーに隣り合わせで座っている。




「私のこの格好どう思ってるの?」


「この格好って、どの格好だよ?」



質問の意味がよくわからず、アルトはシェリルに聞き返す。




「だからね、私ってよくこういう格好するじゃない。恋人なのにアンタは何とも思わないのかしらって……」


「―……全然何も思わない訳でもないな。」



やっぱり何かしら不満を抱いていたのか。もし嫌だったなら改善したい。彼の理想の女になりたい。




「そりゃあ、たまにオレ以外の奴らにそんな風なお前を見られるのには嫉妬するけど、それがお前だろう。だから、無理に肌を隠す服を着れとは言わない。」


「アルト……」



理解力があって改まって彼を素敵だと感じられた。だけど、もう少しわかりやすい位に嫉妬してる姿を見てみたかった。




「それ位なら我慢してやるけど、本当のありのままの姿を知ってるのはオレだけでありたいな。」


「ありのままの姿はアルトにしか見せないわ。絶対にね。」



彼しか私の中に入らせない。だから、貴方の中にも私だけを入らせて。



どんな姿でもきっと愛してる。



【FIN】
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