マクロスF小説

□一人ぼっちにはなりたくない。
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貴方が一人じゃないと言ってくれたから私は一人じゃないと思えた。だから、もう一人ぼっちにはなりたくないの。






「シェーリールー!!」


「あら、何なのよ、アルトったら。そんなに怒っていったいどうしたの?」


「しらばっくれるなよ!お前、ついうたた寝してたオレの顔に悪戯書きしただろうが!!」



確かに悪戯書きはした。自分の護衛をしてる仕事中にうたた寝なんかするアルトに腹も立ったから。でも、同時に可愛くも見えて、ごまかすためにも悪戯をしたのだ。




「あれでオレがどんなに笑い者になったか、お前わかってんのかよ?!」


「怖がられるより良いじゃない。アンタ、いつもムスッとしてるからスタッフの評判悪かったのよ?むしろ感謝してほしいくらいだわ。」



実はアルトは怖がられているというよりも、憧れられて近づきにくいと思う者も少なくなかった。アルトがモテるのはシェリルとしては面白くない。だから笑い者にしてちょっとモテなくしてやろうと考えた。





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