よろず小説V

□彼女が彼にあげたもの
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「やっぱりお腹の子はあの子よ。だってシンの夢に出て来てそうやって言ってきたんだから。」


複雑な気持ちは多少はある。だけどそれよりも愛情が勝っている。



「オレの愛する人がオレの大切な人を生むなんて夢みたいだな。」


でも夢じゃない。これは現実なんだ。




「父親になるんだからこれから頑張ってよ?お父さん?」


「ああ、任せとけ。」



二人で一緒に幸せな日々を過ごしていきたいと願う。




「お腹の子のためにも平和な世界にしないとな。」


「そうね。頑張らなきゃ。」



他人に任せるばかりではなく自分達でも何か平和に関してやっていきたい。





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