よろず小説V

□僕は真実の君を愛してる。
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「ごめんなさい。私の護衛が貴方にあんな風に言うなんて……」


「君が気に病む必要はないよ。ああいう風に言う人だって居るってわかってるから。」



僕はずっとプラントに住んでた訳ではないし、婚姻統制の事だって未だに根強く残っているのだから、いくらラクス自身が選んだのが僕だとしても歓迎されないのは仕方ない。でも多少は認めてくれる人も居て、皆に認められていくのはまだまだこれからだ。




「でも……」


「そんな顔しないで。本当に大丈夫だからさ。」



落ち込んだ表情を見せる彼女に早く笑って欲しくて僕は優しく微笑みかける。



「貴方は相変わらずお優しいのですね。」


「そう?別にそんなつもりはないんだけどな。」



優しくするのは特定の人だけで、それ以外の人にそこまで優しくはない。特にさっきみたいな人には優しくしたくない。




「……で、急に呼び出してどうしたのさ?何かあった?」


「ちょっと会いたくなったんです。駄目でした?」


「ううん。僕も会いたかったからちょうど良かった。」



最初こそ微妙な雰囲気だったけど、久しぶりの逢瀬を楽しんだ。良い事ばかりではない今の生活で二人で居られるのはとても貴重な幸せな時間で癒しになってる。





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