よろず小説V
□彼女が彼にあげたもの
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ある日、オレはステラの夢を見た。夢の中の彼女は相変わらず可愛くて思わず抱きしめたくなる。ルナとは別の意味でオレにとってステラは大切な存在だ。
『久しぶり、ステラ』
『シン、元気だった?』
ステラの質問にシンは元気だよ。と笑顔で答える。ステラもシンが元気と聞き嬉しくなって微笑む。
『今日はね、シンに伝えたい事があって来たの。』
『え?』
『ステラね、またシンに会えるんだよ。』
今もこうやって会ってるのに、また会えるとはどういう意味なのだろうか?
『だから楽しみにしてて。』
『ちょっ、待っ……!』
居なくなろうとするステラを慌ててシンは引き留めようとするが、結局間に合わずステラはシンの前から居なくなってしまった。
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