甘味肆

□典型的ガキ大将主義者(青峰)
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桐皇学園高校“女子バレーボール部”練習にて

「―――では、来週の練習試合の一年生メンバーのポジション発表します。」

女バレのマネージャーが手に持っているのは、メンバーとポジションが書かれた紙だ。
彼女をじっと真剣に見つめるのは、今年入ったばかりの新入部員達。
その中には、みょうじなまえもいた。
小学校の頃から始めたバレーボールは何もかもなまえにとっては魅力的で、特にセッターポジションは譲りがたかった。
なまえは心の中で願をかける。
どうか、セッターになれますように。

「まずはセッター、みょうじなまえ。」

「!」

「良かったね、なまえ。」

「うん!」

その後、順にセッター対角、レフト、ライト、リベロと発表されていった。
なまえは小さくガッツポーズをする。
小さな練習試合だが、これはなまえの高校初の試合。
練習にも、いつもより気合いが入っていた。



【もっと高く!】

【タイミング合わせて!】







典型的ガキ大将主義者






お題配布元:Aコース
 

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