甘味拾

□魔法少女の運命
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見滝原市内とあるビルの屋上。
魔法少女と契約するためにやって来たキュゥべえ、正式個体名インキュベーターがいた。
遠くで渦巻く大きなエネルギーの塊を見ながらキュゥべえは一匹(ひとり)呟く。







「この国では、成長途中の女のことを
“少女”と呼ぶんだろ?だったら・・・」



愛くるしい見た目に相応しくない、血の色をした双眼が闇の中で不気味に光った。







「やがて“魔女”になる君たちのことは
“魔法少女”と呼ぶべきだよね」












つづく
 

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