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09/16(Sun) 18:04
天超

カマエルはこれにより、詠唱の力を借りずとも魔法を操り、神々からほとんど干渉されない種族という概念のもとに創造されていった。その魂はミミルの泉を土台とし、純粋な生命エネルギーと悪魔たちが持ち寄った「混沌の掟」のもとに完成していった。新種族にはグランカインの掟が介入されていた為、神から完全に 解き放たれているとは言いがたいだろう。だが、混沌の掟は、グランカインですら制御できない混沌の力が秘められていたため、結果的には神を偽り、そして欺くには充分であったのだ。
巨人たちはこのカマエルを用いて神々に対抗しようとしていた。そのためカマエルに最強の肉体を持たせる必要があった。巨人たちはこれにアンデッドの技術を応用した。永遠に近い命と体の内から湧き立つ魔力。巨人たちは彼らを「永劫の命を狩りし者」という意味で、「カマエル」と名付けた。
カマエルは巨人たちのように大きくはなかった。巨人たちはむしろ、カマエルを神々が創りし種族と同じ大きさにしたのだ。それは何故であろうか。

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