REBORN!
□思い出クラシカル
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ん、ここはどこだ?
どこか懐かしいような住宅街に俺はたっていた。
「きゃははっ、まーくんまってぇ」
子供たちが笑い声をあげて俺の隣をかけてゆく。
ここは、─────のどかだな。
本能が感じた。
「っあ!!あたしの風船」
子供の手から離れて、ゆらゆらと空へ吸い込まれていく真っ赤な風船。
──?!!
「ッまさか!!!」
風船に印字されていたのは確かに《並盛商店街》、と
ここは並盛なのか?!
「ほら、みーちゃん泣かないで。もういっこ商店街でもらってこようよ」
さっき別れてしまう前、十代目は10年前から来たといっていた。
ここは、10年前の並盛!
だとしたら………ッ!!
俺のしなければならないことは一つだけ
入江正一を殺す