戦国上等

□力試し
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互いの刀が音を立ててぶつかり合う。柚麻は軽く上体をひねり、刀を流した。

祖父に習った剣術が果たして何処まで通用するか・・・。




「なっ!?」

「がら空きだぜ!!」




足を蹴り払われ、地面に背を打ち付けてしまう。一瞬息が詰まった。




「・・・っ。」




容赦なく刀が襲いかかる。

刀はあっさりとはじき飛ばされ、地面に刺さった。しかし、二撃目はすでに迫ってきている。




「くそっ・・・」




こうなったら、イチかバチかだ。柚麻は大きく賭に出た。




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