落乱小説

□笑っちゃダメ!
3ページ/3ページ

ご飯を食べ終えて今日でた宿題でもやろうと部屋に戻ってきた
宿題を始めてもわけわからないしさっきのもやもやがまだ残っている
小さくため息をつくと金吾が声をかけてきた

「喜三太」
「なぁに?」
「さっきは一体どうしたんだよ?」
「別に…」

自分でもなんであんなことを言ってしまったのかわからない
可愛い可愛い後輩に対して…

「僕、なんかした?」
「金吾は悪くないよ!ただ…」
「ただ?」
「金吾が笑って…みんながそれを見てて…それがなんだか嫌で…」
言いながらなんだか泣けてきた
六年にもなって情けない
そう思うともっと泣けてくる

「…それって…ヤキモチ?」
「ふえ?」
「喜三太ってばヤキモチ焼いてくれたの?」

焼き餅?
なんのこと?

「あの子や回りの奴らに嫉妬したんじゃないの?」
「嫉妬…」

そうかもしれない…
今まで金吾はは組以外に笑顔を見せることはなかった
なのに今日は食堂で人がいっぱいいるとこで笑っていた
でも自分が笑顔になれって言ったのに嫉妬したなんて…
なんだか恥ずかしくなってきた…

「そっか、喜三太ヤキモチ焼いてくれたんだぁ」

そう言って笑った金吾の笑みはさっきとは違って可愛かった
この顔は僕にしか見せてない笑顔
僕にしか見れない笑顔

「金吾っ!」
「わぁっ」

僕は金吾に飛びついた
金吾は後ろにひっくり返ったけど気にせず腰に手を回す

「…あんまり人前で笑わないでね?」
「さっきは笑えって言ってなかったっけ?」
「さっきはさっき、今は今」
「なんだよそれ」

しばらく笑い合って、どちらからともなく口付けを交わした


end

えー…金喜…かなぁ…
最初は喜金のつもりで書き始めたんだけど
ていうか喜三太可愛くないですね
は組一ってことは虎ちゃんよりでかいんですよ
でもひょろっひょろです
もやしです
病気がちとかじゃないけどあんま重たいもの持てないーみたいな
私的にしめりけは凸凹だったら可愛いなぁと思ったんですが…
失敗したかな…
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ