落乱小説

□護りたい
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ねぇきりちゃん?
なぜ私が不運不運と言われながらも保健委員を続けていたかわかる?
傷ついた人を守るため
困った人を助けるため
もちろんそれもあるよ

けどもっと大事なこと
それはね

無意識に死を急ぐ君を救うため

どうしてそんな無理するの?
どうしてそんな無茶するの?

私は君を背に守れるほど強くないから
肩を並べて敵に向かうこともできないから
だから傷ついた君をこの手で救いたい
だから保健委員を続けて医術を学んだ

けど…

「きり丸!」

いくらなんでも無茶しすぎ
もっと自分を大事にしてよ

「平気だって…なんせ俺には忍術学園一の医療忍術を誇るお前がついてんだからよ」

そんな傷ついた身体で何を言ってるの
包帯なんか何度巻き直しても直ぐに赤く染まってしまうじゃない

「馬鹿を言わないで…」
「乱太郎…」

ああ
どうして貴方は

「俺はお前を…みんなを守りたいんだ」
「私は君を守りたいんだ!」

自分を二の次にするの

「俺は大丈夫だから」
「嘘言わないでよ…」
「皆を守るためなら、お前を守るためならいくらだって傷ついてやるさ」
「……」

ああ
どうして貴方は…


私に守らせてくれないの




なんだかシリアスになってしまいました
乱きりですよ?
誰がなんと言おうと乱きりです
5、6年ぐらいですかね
乱太郎は足は早いけど戦闘には向いてないと思うんですよ
4年ぐらいから自分でそう思い始めて医術を極めようと決心するんです

にしても成長は組いいなぁ

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