小説(長編)

□第4章 魔法講座
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「種類としては、『一般魔法』と『精霊魔法』は大体一緒のものよ」


ソプラは、天音が余り理解していないだろうと感じたのか、内容を噛み砕きながら天音に説明することにした。


「違うのは『精霊魔法』を使えるのは精霊に認められた人のみ、って事かしら? 魔法の威力が半端ないの」

「精霊、ですか……」


天音は聞き覚えのない言葉に首を傾げた。精霊、と聞けば空想上の神秘な生物だろう。
それらに認められるとは、いったいどういうことなのだろうか?

ぐるぐると混乱する頭で考える天音に見かねて、リオンが助け舟を出した。


「この世界には精霊が存在してるんだ。『炎』『水』『草』『風』『土』『光』『闇』の7種類のな。んで、精霊魔法はそのいずれかの精霊の力を借りて使うんだ。『一般魔法』は言わば精霊の力を借りない簡単な魔法って事」

「精霊……がいるの?」

天音は驚いてリオンに聞き返した。
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