‐桜田日記‐
□#3■僕ノ居場所■
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「俺達は…
大切な人を幕府に奪われた…。」
大切な人…?
■僕ノ居場所■
「ここが俺達の道場だ。」
「道場なのか…?」
「…道場っつーか…まぁ、…アジト?」
「いや神社だろコレ。」
「ま、細かいことは気にすんなよ。」
「…ぁあ。」
中に入って行くと
白髪頭の小柄な人物が立っていた。
「遅いぞ晋作!!」
「悪ィ。時生…」
あー、やっぱりな…
「アンタが時生?」
「?そうだ。誰だ貴様?」
「コイツは今日から俺達の仲間だ。
詳しくは中で話してもらうから。」
「攘夷浪士か?」
攘夷浪士…?
「んー…
まぁ…敵ではない。」
「?そうか…。
名はなんと申す?」
「俺?…桜田泰斗。」
「うむ。
拙者は雪崎時生だ。
よろしく頼む、桜田。」
「ぁ、ぁあ…。」
こうして俺達は
中に入っていった…
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