蒼煌水晶

□羽舞
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『堕ち行く果て』










愛しくて
愛しくて
狂おしい

この身の半身
小さき龍よ

まるで
地獄の業火のような
この思い

届く事など叶わない…





志半ばで散っていく
この白羽(ハクバネ)の
無念さを


血濡れた両手で
差し出して

蒼穹に
崇めたて

消え行く
命と引換に

どうか
大切な彼の者を
御守り下さいと。





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