志葉葵様



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艶やかな黒髪が風になびく
赤い瞳を、どこかイタズラっ子のように細めて
彼女は僕に手を差し伸べた

「こいよ、アレン」

一体彼女は、僕をどんな大冒険に連れ出すつもりなんだろう。
好奇心に勝てず、僕は右手を彼女に差し出した。
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