説要集

【ふ】 2件

【風前之灯 (ふうぜんのともしび)】

『危険が眼前にせまっている状態のこと。』

「風前」は風の吹きあたる所。風の吹きつける所に置かれた灯火は、いつ吹き消されるかわからない。転じて、物事が非常に心もとないありさまのこと。人生や、寿命や物事のはかなさのたとえ。



【風林火山 (ふうりんかざん)】

『時に応じて適切な行動をとること。』

もとは戦闘行為で、その時その場に合った適切な行動を示すことであった。含蓄と示唆に富んでおり、広く他の物事に応用されることが多い。武田信玄が軍旗に用いた『孫子』の「疾(はや)きこと風の如(ごと)く、其の徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し」による。




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