Subgen.2(戦国BASARA)

□どらんくどらごん
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政宗は戦場で不思議な男に出会った。

周りは斬り合いをしているのに、男は珍しいガラスの酒瓶を片手に、自棄酒を飲んでいた。

周りの兵達も命がかかっているものだから、敵か味方かも分からず、切り掛かってくるでもない男の事など気にとめている者などいなかった。

「Hey,you?こんな所で、ご機嫌だな。」

政宗は馬から降り、男に近づいていった。

「政宗様!」

小十郎が政宗の行動に驚き、駆けつけてきた。

「うあ?あんた誰?」

酒臭い息を吐きながら、男が政宗を見た。

その鋭い眼の男は、陰気な感じがした。鼻が高く、細面の美形だった。歳は政宗より上で、小十郎の方が歳は近いようだった。そして、男は南蛮人の着物に似た着物を着ていた。明らかに怪しい。

「俺か?奥州筆頭 伊達政宗だ。」

政宗は男の横にどかりと座った。





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