君は100まで僕は99まで

□bitter and sweet
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凪の精神世界の中で骸は、大きくため息をついた。

「どうしたんです、骸様?」

凪は先程から、ため息ばかりつく骸に聞いた。

「あ。ああ…。」

骸は俯いた。

「雲雀恭弥の事でしょう?何かあったんですか?」

「え!?」

クロームに言い当てられ、骸は驚いた。

「骸様の悩みなんて、雲雀恭弥関係の事しか、考えられないんですから。」

クロームは微笑んだ。それを見て、骸は腹を括った。

「僕が恭弥にチョコレート贈ったら、流石におかしいよね?」

顔を真っ赤にして聞く骸に、クロームは首を振った。

「骸様は雲雀恭弥の事が好きなんでしょう?おかしくなんてないですよ?」

「でも、バレンタインは女から男にチョコを渡すものなんだろ?」


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