小説

□想い人は精神年齢5歳!
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暖かく、心地が良い。
この状態がずっと続けば良いのに…。

「……」

僅かに声が聞こえた。

溶けた意識を彷徨う自分にかけられる声はとても優しく、愛しいものだ。
もっと漂っていたいと思うのに、この声を求めてしまう。

「ラ…ンボ…」
無意識に口を吐く言葉に声が一度途切れた。
しばらくすると顔に柔らかな感触を感じ、擽ったさに身をよじった。
降り注ぐ感触はゆっくりと移動し、耳元へ降りる。
「ボンゴレ…、起きないと唇にキス、しますよ…?」
色っぽい大人の男の声。
一気に覚醒したツナは目をパチリと見開く。
一番に飛込んできたのは大人ランボの笑み。
顔の近さにツナの顔は瞬く間に朱に染まった。
何か言いたいのに鯉みたいに口をパクパク開くばかりのツナ。
そんな可愛らしい少年の頬に口付け、ランボは囁く。
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