短編
□vs!
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「手がすべった」
むすっとした顔で流川が呟いた
そのボールを投げたのは流川だったのだ
「いった〜」
「よくやった!」
「…あんたもうるさい」
「先輩に向かってあんたとはなんだ!」
「流川か、七子ちゃんは?」
「…七子に何の用だ」
「はぁ、こっちも敵か」
「残念だったな!俺と七子は手をつないだ仲なんだぞ」
流川はぴくっと反応する
「そっちが残念、俺はキスした仲だよ」
流川はまた反応
「なにぃっ!?」
仙道は勝ち誇ったように笑う
「…」
そのとき七子が体育館に入ってきた