短編
□いい加減あまのじゃく
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時計をちらりと見て確認
(ジャスト!)
私は勢いよく玄関のドアを開けて
決まってそこにいる幼なじみに声をかける
「楓、おはよう!」
「…七子」
「偶然だね、一緒に行く?」
「…たりー」
嘘
偶然なんかじゃない
楓が学校に行く時間を見計らって家を出てる
いつだってそう
私はホントの事を隠して嘘をつく
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