ガッシュ連載

□第15話
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GOLDEN ROAD
 第15話 愛情と怨念







久しぶりに学校に行った




「春希!久しぶりだな」




「…私の席何処だっけ?」




「おいおい…」




今日は体力測定があるそうだ




「すごい!すごいー!高嶺くん新記録!」




清麿は走り幅跳びですごい記録をだしていた




そしていつのまにか勝負事に発展していた




種目ごとになぜか今日だけ豪華な給食を一品ずつかけるという…









測定もすべて終わり、私は記録の紙を眺めていた




(随分上がったなぁ…特訓のおかげ?)




「わー春希ちゃんすごーい!全部クラスの女子の中で一番だよ!」




「さすが水沢さんだ!」




「すげぇな!!」




「もしかして君は宇宙人かい?」




あっという間に私はクラスのみんなに囲まれてしまった




「えっと…」




清麿は遠くから見ていた




(春希の奴あそこまで鍛えてたのか…)




「春希!」




教室に戻るとき清麿が声をかけてきた




「すごいな!全部一番なんて」




「自分でもびっくりしちゃった」




「なぁ、春希の守りたいものってなんだ?」




「へ?」




「いや、この前ナゾナゾ博士と戦ったとき言ってたんだ。春希には守りたいものがある、それを守るための決意はなによりも固いって」




私は清麿をじーっと見つめた




(うっ)




「秘密」




にこっと笑って教室まで急いだ




(…かわいい)
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