ガッシュ連載

□第35話
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GOLDEN ROAD
 第35話 強奪






目の前には息もしていない清麿の姿




「心臓…マッサージ…を…」




私は清麿の横にしゃがみこむ




ぽた




「うっ…うぅ…きよ…ま…」




手が震えて、視界も霞んで何も出来ない




「清麿!」




ガッシュくんが隣で清麿を叩いてる




しっかりしなきゃ…




でももう、身体が動かない…




「キキー」




突然モモンがガッシュを突き飛ばした




モモンは清麿の心臓あたりに耳をあてる




「清麿の心臓が動き出した」




「…!!」




清麿の意思をついで戦おうと歩き出していたみんなも集まってきた




「サイフォジオー!!」




恵さんたちが清麿にもう一度サイフォジオを放つ




「生気が戻っていく!まだ駄目だ!呼吸をしていない!誰か、人工呼吸を!」




みんなの視線が私に集まる




「春希、お前なら出来るだろ?」




「……でも」




「お前が清麿を助けるんだ」




「……うん」




私は清麿の鼻を顎を持ち上に向かせ、鼻をふさいで口に息を吹き込んだ





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