短編

□いつも遅刻の5秒前
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自転車に乗って学校に向かう




もうすぐチャイムが鳴るだろう




私は辺りを見回した




(あ、またいた…)




いつもチャイムが鳴る少し前に反対側からやってくる彼




耳にイヤホンをして、たまに寝ながら自転車で走ってる




(今日も会えた…)




私はその姿が見たくて毎日遅刻ギリギリの時間に登校する




私がギリギリだから多分彼は遅刻だと思う




その彼があの有名な流川くんだったなんて




友達に聞いたときはホントに驚いた





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