短編
□嫉妬心
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「七子」
低い声に振り向くとそこには私の彼氏である男
流川楓が教室のドア付近に立っていた
「あれ?楓、どうしたの?」
「…部活」
「えっもうこんな時間!!急がなきゃ」
お喋りしてて気がつかなかった
「ゴメンね楓、行こ」
無言で頷く楓
私達は体育館へ向かって歩き出した
「何話してた」
「へ?」
廊下で珍しく楓が話しかけてきた
「さっき」
「え?昨日のテレビのことだよ?」
「ふーん…」
「?あ、体育館ついた!じゃあまたあとでね!」
私達は着替えのためわかれた
楓、何が言いたかったのかな?