その他

□その子は誰の子〇〇の子
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「お……」


「おえ〜〜!買ヌ!!!?」

「煩い耳元で騒ぐなバカ者」



その子誰の子〇〇の子




お早う御座います!草薙かさねです。
ふう♪今日も良い天気で何よりの鍛練日和であります。


ん?奥から何やら騒がしい音が。こうゆうときは行ってみるのが早いので行ってみます。


「あ。お早う「バカ女何も言わずこれ抱いて部屋に隠れろ!!」……ハ…?」


おはようの挨拶も無しに早朝から蔵内介さんに『バカ女』と言われ、部屋に戻された。


(……なんなのよ……ん?ところでこれは一体)


毛布的な柔らかいものに何かが包まれているようで、腕の中で何やらモゾモゾしている。そこから出てきたのは四歳位の子供


「…わ、かわいい〜」

「……」

「何処から来たの?」

「お名前は?」


「迷ったの?」




質問攻めである。


ふと、疑問が出た。

「…?でも何で内蔵助さん慌ててたんだろ」

「そのぐらい気付け」





キョロキョロと辺りを見渡してみる。何処かから声がした。この部屋にいるのだろうか。
……!もしやこの子は池田さんのお子さん。確かにみれば、あの無表情な顔に似ているようにも見える。

でも、それならなにも隠す必要なんて無いのでは?…等と、色んな事を考え込んでいるとその子供が持っていたであろう扇子でペチリと額を叩かれた。


「もう危ないよ。そんなの持ってちゃあ」


駄目だよ?と扇子を取り上げて抱き直す。かさね今だ気付いておらず。それが何だか苛々してならないお子様。

内蔵助さんが立ち去った後も何だか慌ただしい。原因は一体なんなのだろう。

一方外ではある騒動が起きていた。


「……様!」

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