その他
□その子は誰の子〇〇の子
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「朝方振りだな波瀬」
「あら〜!もう薬切れよったんですかこら残念…」
薬医師である波瀬は何やら残念そうな顔をしている。その前に一体何のためにこの者が呼ばれ、訳の分からない話をしようとしているのだろうか。
そうなると事実を知りたがる者も増えてくる。
「くすり?」
「波瀬殿薬とは」
「あらら、皆さん居ったんですか。……―ι何やヤバいですな」
厄介だな。…とたじたじになる波瀬を見て、何故か信長公だけは平然、な顔をしている。今語られる話は事実な訳で……
「実は…―」
(家臣)「ええええぇぇ!!!!」
(武将&家来)「ナニィ――!!!波瀬殿朝方の騒動は貴様のせいか(怒)!」
「だから殿見つからなかったんですねι」
「ιιιで、その子はもしやと思いますけど、もしやのもしやで《かさね》はんやろ?」
「な、あの娘が」
「こんな子供に…流石波瀬殿…」
皆の驚き、沸く声に
「いやあ〜そんな褒めたら照れますやん」
「「誉めてないぞ」」
「そんなハモらんでも」
「ほ、本当にかさね…殿なんですか?」
「証拠はここだ」
信長公の指先はピョンピョンと跳ねる触角
成る程………!!
「いや、そんな所で納得せんでも、しかしよう飲ませ………はっ!まさか、信長はん口移し「馬鹿者(怒)」」
アゴアッパーから頭おもいっきり殴られる
(うわ〜痛そう……)
「で、いつ戻るんだ」
「いつでも?」
顎と殴られた頭を撫でながらやや弱々しいが、飄々と答える波瀬に内蔵助達は飽きれ顔になっている。
「作ったんだからその位把握しておけよ」
「でも、基に戻ったらその服、小さいと思いますよ。元に戻る訳はりますから」
空想
ほわわわ〜〜ん
いや〜ん////
若いおなご
「笹川どの!鼻血出てます」
「は、鼻血ではない///!。鼻の皮が剥けて」
「ま、何にせよ殿が無事なら良かったですな」
「良かったですな。ほなわいはここで」
「波瀬、 面を貸せ」
殿様はそんな波瀬の背後にぬぅっ…と立っていた
「皆の集ゆっくりしていってくれ」
微笑みの筈なのに目が笑っていない。左手でがしっと掴んだのは頭の髪の毛。
「ちょ、信長はん頭痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い…〜〜〜!!」
『‥‥‥‥』
家臣達は一斉に思った!!!!
《地獄行きだ》
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