東方 小説

□秋といえば
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「秋ねぇ」
「秋だな」
秋といえば。芸術?読書?スポーツ?いやいや
「食欲が沸くわよね」
「霊夢・・・」
魔理沙はちらりと霊夢を見た。手元には焼き芋。横には巨大紙袋。
顔を赤く染めながら美味しそうに頬張る。
魔理沙は視線を下に向けた。
「なぁ」
「ん」
「お前、太った・・・よな」
「なっ!?何いってるのよ」
太った。魔理沙は霊夢の腹を少しだけ引っ張た。

むにゅ

「・・・」
「太ったな」
まるで餅のようだった。









「早苗聞いたー?」
「何ですか諏訪子様」
「最近、霊夢が毎日弾幕勝負を挑んでるらしいよ」
面倒臭がりの霊夢が何故毎日勝負を挑むのか、早苗には理解できなかった。
「諏訪子様、お茶が入りましたよ」
「あーうー」
縁側に出ると、紅葉が風に揺られて舞っていた。
「美味しいですねー」
「本当だね。ところで早苗」
「はい?」
「太った?」


「!?」










秋といえば何か。
芸術?読書?食欲?いやいや
答えは−−−−−










「号外、号外だよー」



【弾幕勝負増加!!最近、各場所で弾幕勝負が暴発しています。何故頻繁に起こるのかは現在調査中。判明次第お伝えします】







秋といえば

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