物語

□悪夢
1ページ/2ページ

「さぁ、みんな笑おう!」
「え?何唐突に」
「さぁ、笑うんだチェス」
「嫌だ!」
「わら・・・おう!!」
「抱き着くな!!」
「ハッハッハ」
「・・・悪夢だ」
夢なら早く覚めてほしい。
頬を抓ってみたが・・・
「・・・」
「ハッハッハ」

助けて・・・

助けて・・・・

「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ・・・・・・・・・・・・・・・」


「うあわぁぁぁぁぁぁぁぁ−−−・・・」

「うぉっ!?チェスどうした」
「あ、フィーロお兄ちゃん・・・」
気がついたらベッドの上。
やはり夢だったようだ。
「ちょっと悪夢を」
悪夢?フィーロは首をかしげると、チェスの頭をポンと叩いた。
「今晩は一緒に寝てやるよ。あと、お前に客だぞ」
「なっ・・・・え?お客?」
「あぁ。エルマーって奴が外に」

「・・・・・」

悪夢だ・・・
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ