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□『美味しい茶屋はこちらです』
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【今日の授業は町に行き、ナンパした女子とお茶を飲むことだ】




そう先生が言い、俺たちは街にくり出した。
怪しまれずに人に近づく特訓なんだそうだが…



「じゃあ私と雷蔵は向k」
「何言ってるの三郎。授業なんだからみんなバラバラに行かなきゃ、じゃあ八もまた後でね」


ピシャリと雷蔵に言いくるめられしぶしぶな様子で三郎も町に出た



よし!俺も行くかな!




『美味しい茶屋はこちらです』




「さて…」



俺も誰かに狙いを定めないとな…



とはいえ、俺には孫兵が居る
浮気でもしてしまったような妙な罪悪感が…いやいや!コレは授業だ!集中しなくては!



ん?



前を見ると、向こうに通りを歩く1人の女の子が居た


「お、あの子カワイイな…よし!」



孫兵のことも少し気になるが、今は授業に集中だ!
怪しまれないように、自然に自然に…



「すみません、ちょっといいですか?」


「…はい?」



ん?んん?
えーと…近くで改めて見てみると…孫兵に似ている。というか孫兵だよな?



「―…ッ!」



俺が考えていると、少女(孫兵?)は、顔を赤くして逃げるように向こうに行ってしまった。


「えーと…とりあえず追いかけよう!忍術学園五年生の足を舐めるなよ!」




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