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□『変態な君の治療法』
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ガキィン!!
「ふぅ…」
「任務完了だな」
『変態な君の治療法』
鉢屋と雷蔵は、実技の授業で出された任務を完了させたところだった
ズキッ…
「あ」
雷蔵は先ほどの戦いで人差し指を少し切っていた
「?どうした雷蔵」
「ちょっと指切っちゃったみたいなんだ…あ、でも舐めとけば治る傷だから」
ちゅっ…と舐めると口の中に広がる鉄の味
「…ふむ」
鉢屋は何か面白い物を見つけた子供のような顔をして
「私も舐めてあげよう」
「え?!」
そう言うと鉢屋は雷蔵の傷がある方の手を取り舐めだした
ぺちゃ…ちゅっ…ッ
「ぁッ!?ちょ…っと!!さぶろッ…ふぅっ///!!」
「ちゅっ…ほら、これで傷も治るよな?雷蔵」
「…ッ///!!」
………………
バコッ!
(いてっ!何する!!)
(三郎の…三郎の変態!!)
(ええー!?私は雷蔵の傷を舐めただけだ!!)
(それはそうかもしれないけど…あんな舐めかた…///)
(あんなって…どんな?)
ニヤリと笑って三郎は僕をアノ目で見る
すべてを解ってて言うのだから三郎は、意地悪だ
(…///!三郎の馬鹿!!)
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