詩
□No.5
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人は 脆く、愚かな生き物だ
僕も人だ
脆く、愚かな生き物だ
人は生きる意味を失くした時
見失った時 脆く、崩れてしまう
僕もそうだ
僕は愚かだから
生きている意味を見失う
いつも崩れそうになり
幾度となく崩れ去った
だけど人は脆い故に美しい
幾度となく崩れ去った心のかけらを
生きる意味のかけらを
少しずつ、少しずつ集めながら
別の形の生きる意味を造り出す。
生きる意味は不変ではない
毎日少しずつ変わって行く
そうして人は毎日
新しい自分に出会い
新たな生きる意味を造り出す。
そのかけらは、かけらのままではない
いつの日か、
そのかけらが集まり
ガラス細工の様に輝き出す
それを作り出すのが本当の「生きる意味」