詩2冊目
□ NO.48
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今、凄く君に会いたい。
もちろん時間がある時だけでいいって言葉に偽りはない
だけどこんなに寂しくなるのはきっと雨のせい
僕しか居ない無音の世界にただ雨音だけが反響して僕の体温を奪っていくからきっと君を求めてしまう
あまりに体温が下がりすぎて僕は今、生きてるのか死んでるのかすらわからない
だけどソレを口に出来ない僕はただ君に声が届くように歌い続ける
雨に濡れることすら気にせずにただ馬鹿の一つ覚えみたいに歌い続ける
ねぇ、早く気付いてよ。
僕が本当に死んでしまうその前に…
強く、強く抱きしめて?
降りしきる雨が僕の体温を完全に奪い去る前に君の体温で僕を包んで、この寂しさを雲の遙か彼方まで投げ捨てて?
それまで僕は今日も雨の中馬鹿の一つ覚えみたいに歌い続けるから。