0×ナイフ
□還られた夜徒
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「ここは…俺はどうなっちまったんだ?」
「ようこそ、我がイースター製薬へ。」
「誰だ…お前…!」
突然、俺の目の前に現れた男を見て少し警戒してみる。
「はじめてまして、夜徒の少年。」
・
唯世
僕は今、夢をみている。
病院のベッドの上で弱々しく息をするだけになってしまったけど…。
でも夢の中では、今、相馬君がどこで何をしているのかはっきりとわかった。
見覚えのある部屋。
ここは、イースター製薬の研究室?
…あれは!
空海
「協力?俺とお前がか?」
「協力というよりも取引に近い。おい、“あれ”を連れて来い。」