嘆きと祈りの詩

□リトルプリンス
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そして、数時間後…。

V「これを運べばいいんだな。」

Z「ボロボロだ。まぁ、素体だからいいのか。」

Re「ねぇ、ねぇってば!」

V「なんだ?」

Re「お花摘んでもいいかな?」

Z「“妖精と無用な争いは避けたまえ!”」

V「ハハ。確かに。だが、花を摘むなとは言ってねぇな。」

Re「やった!唯世もおいでよ!」

「あっ、はーい。」

女型の素体を眺めていた僕は、リーンベルさんに誘われてお花を摘みに

Z「花っていったって、地味なのしかないじゃん。」

V「霞草だ。地味な脇役さ。」

Z「脇役?」

V「見ろよ。主役の花が栄えて見えるだろう?」



V「運ぶぞ。」



「あの、後で、お花屋さんに行ってもいいですか?」

V「あぁん?いいけど、どこに飾るんだ?」

「えっと、ガリジャーノンさんに持って行ってあげようと思って…。」

V「それなら、派手な花にしないとな。」

「わかっていますよ。」


数時間後…。


G「このくすみ
だと、思わんかね?」

Z「…思わねぇ。」

G「見たまえ。この
は、耐腐食性によるもので…。」

V「はぁ…そうですか…。」

「あっ、二人共?」

ガリジャーノンさんの美談を聞かされているヴァシュロンさんをよそにゼファー兄さんとリーンベルさんは、さっさとどこかへ歩いて行ってしまいました。

Re「えぇ!そんな理由で唯世を彼に貸したの!?」

V「大丈夫だ!2・3日、いなくたって、どうなるってわけじゃねぇだろう?」

Z「どうなるかならないかの問題じゃねぇだろうが!」

V「あいつは、子供をとって食うようなことはしない!これもコネクションのための尊い犠牲だ!」

Re「さいってぇ〜っ!」


…という3人の時を同じくしている僕はというと…。

キセキ『まったく、あの変質狂は何を考えているのだ!唯世の着替えを覗くなど、なんと無礼な奴だ!』

「確かに…現に今も…。」

G「何かな?」

「いえ…。あの…なんで、そんなところにいるんですか?


G「覗くのがダメなら、これならどうかね?」


―カポーン…。

「それで、なんでお風呂に?」

G「これなら、文句はあるまい?裸と裸のつき合いだ!」

「文句は、ありませんが…疑問符は浮かびます。」

G「
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