嘆きと祈りの詩
□リトルプリンス
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それは、今から数時間前…。
「カーディナル・ヴェロニク…さん…?」
「えぇ。ここで話すのもなんだから、上がらせてもらうわ。」
「えっ…はい。どうぞ。」
「どうぞ、コーヒーです。」
Ve「ありがとう。実は、彼に伝えて欲しいことっていうのは…、あなた、最近、女性の下着ばかりを狙う、泥棒の話は、聞いたことがある?」
「下着泥棒の話ですか?はい、聞いたことがあります。実は、今もそのことで、出かけているんですよ。」
Ve「そうなの。そのことで、困っているの…。」
彼女の話によると、ここ最近、現れる下着泥棒の被害を彼女も受けたそうで…
Ve「被害を受けたのは私だけじゃないの。カーディナルの屋敷に遣えているメイドや、カーディナルバーバレラも被害に遭ったらしいの。」
「なるほど。その下着泥棒の捜索と逮捕をヴァシュロンさんに依頼したいということなんですね。」
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「ということで、まずは、聞き込みですが…。誰に聞けばいいんでしょうか?あっ、そうだ!」
僕は、ペーターさんの飼い犬、パトラッシーにこの間のエロイーゼさんの依頼で偶然見つけた壊れた女性用のガーターベルトの匂いを嗅がせた。
P「そんなことをして何がわかるんでしゅか?」
「犬の嗅覚は、人間の倍あるんです。もしかすると、これの持ち主がわかるかもしれません。」
匂いを嗅がせてすぐに、パトラッシーは、どこかに走って行った。
「追いかけましょう!」
ローズさんのお宅の前だった。
ローズ「まぁ、これは、私のだわ!この間、壊れたから、捨てたのよ。どうして、あんたが?」
「3階層のエロイーゼさんのお宅の庭に落ちていまして…」
Z「あのガチなおばちゃんが、あれを?信じられねぇ。」
P「世の中には、色々な事情があるんでしゅよ。」
ローズさんの情報をもとに、下着泥棒の被害に遭ったエヴァさんの話を聞くことが出来た。
エヴァ「私なんて、空き巣だけじゃなくて、ゴミ箱まで漁られたのよ!」
P「僕、思ったんでしゅが、何故、泥棒は、下着を根こそぎ盗っていくのでしゅかね?」
Z「…俺が知るか。」
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それから数時間、色々な人への聞き顔見知りのスタッフから有力な情報を聞くことが出来た。