Dear you 〜大切な君へ〜
□act.30 非情のギズモン!柱、覚醒
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「ゆるさ、ない・・・・・ゆるさな・・・い・・・。
許さない・・・・!ゆるさ、ない・・・!
・・・絶対に・・・許しは・・・・・しないッ!!お前だけは・・・!」
優烏はキッと倉田を睨んだ。
あんな人間が居るから、デジモンと人間は分かり合えないんだ。
本当はお互いに共存する事が出来るのに。
全てはアイツの弱く醜い所業の所為。
だからこそ、許せないのだ。
「倉田、お前だけは絶対に倒す・・・!
殺されたデジモン達の仇!!」
「フン、馬鹿馬鹿しいにも程がありますよ。
デジモン一匹消し去るぐらいで騒ぎ過ぎなんですよ、君達は」
「消し去るですって?ふざけるなッ!
デジモンは人間と同じように心を持った生き物なんだから!」
「頭が悪いですねぇ、教えて差し上げますよ。
どちらの意見が正しいのかを!!ギズモン:AT、彼らに教えて上げなさい!」
倉田がそう命じるとギズモンは襲い掛かってきた。
突進するように迫るギズモンをかわし、大は思いっきり殴り付けた。
「行くぜ、進化だ!!」
大の言葉にトーマ達は頷いた。
「「「デジソウル、フルチャージ!!」」」
デジヴァイスから強い光が溢れ出す。
溢れた光はアグモン、ガオモン、ララモンの体を包み込んだ。